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ダイニングは多用途

食事をするだけがダイニングの使い方ではないとご要望を伺うたびに感じます。多くのご家庭で自宅にある最も大きなテーブルがあるのがダイニングであり、家族全員が毎日必ず使用する場所でもあります。お施主さんがダイニングテーブルの使い方を考えることで暮らしのイメージが膨らむこともあります。暮らしの中で何度も使う場所であり、家族が顔を合わせる場所だからこそ、ご家族に合わせた魅力的な工夫が欲しいですよね。

□佐々木事務所の提案

①配置はキッチンに隣接
これは言うまでもなく、配膳しやすい距離感が良いです。来客が多い家庭の場合はキッチンを見られたくないというご要望もあるため、配置や動線を工夫します。TVのあるリビングではなく、ダイニングを住宅の中心に置いて計画することもあります。それくらいダイニングは家族にとって重要な場所になりうるのです。

②外で食事しますか?
庭のある住宅の計画ではお庭での食事をご要望されるケースが多いです。その場合、キッチンやダイニングから近くに大きな開口を設置して、気軽に外での食事を楽しめるようにしています。BBQじゃなくても「今日は夕日がきれいだから外でご飯食べよっか」という感じで、外での食事を日常的に楽しんで頂いているお施主さんもあります。

③大きなテーブルのある場所
食事をするダイニングだから必ずテーブルがあり、しかも大きめのテーブルが置かれますよね。ダイニングは食事する場所じゃなくて、大きなテーブルのある場所として考えると、使い方が広がります。実際お施主さんからのご要望で、自宅で仕事するときに使いたい、子供さんがお絵描きしたい、夜お酒飲みたいなど、食事以外の楽しみが沢山あります。大きなテーブルは用途を変えながら家族に寄り添う、重要な要素なのです。

④テーブルの作り方、選び方
ご要望に応じて様々な作り方が可能です。これまでの事例ですと、キッチンとフラットの大きなテーブルや、リノベーションの計画では既存のテーブルを加工して、再利用することもあります。鉄脚を買ってきて無垢の板と組み合わせて製作したことも何度かあります。もちろん引越し後に家具屋さんでご購入頂くのもOKです。長く使うものなので飽きが来ず、愛着が持てるものがいいですね。

⑤ダイニングからの風景
キッチンでも触れましたが、平面や開口計画と合わせてダイニングからの風景に配慮した計画を行っています。昼間なら照明使わなくても明るく、季節の良いときは心地よい風が吹き、家族が自然と集まってくるような場所になっている話を聞くと、嬉しくなります。その他、テーブルの上にお花が一凛あるだけで室内の風景が一変したりします。お勧めです。

■佐々木事務所がお勧めしないもの
・モノが山積みのダイニングテーブル
食事を美味しく感じるためにも、テーブルをフレキシブルに使うためにも、テーブルの上はすっきりしておきたいですね。必要であれば収納を計画するので仰ってください。

とはいえダイニングは自由に使えばいい場所だと思っているので、自由にお使いいただければと考えています。

□事例紹介

A:掘りごたつ式のリビングダイニング。心地落ち着く場所。全面開放により外と一体に。
B:見晴らしの良い敷地に建つ住宅。絶景が日常となり、時間がゆっくり流れている。最高!
C:庭での食事を想定したダイニングの配置。柔らかい自然光と風が心地良い。
D:集合住宅のダイニング。明るく開放的な空間は賃貸住宅の質を高める。

E:インナーガーデン兼ダイニング。空に包まれた半外部空間を住宅の中心に配置。
F:建物奥から光が拡散する住宅。狭小地における光と風に包まれたダイニング。

G:キッチンとフラットのテーブル。食後も自然と家族が集まる場所に。素材はコーリアン。
H:食事、仕事、育児等、多目的なダイニングテーブル。素材はモールテックス。

□まとめ
食事をより楽しむためにダイニングに必要なものを探し、食事前後の時間にどのような使い方があるか想像することで、お施主さんも幅広く暮らしのイメージが湧いてきます。どのレストランより美味しい、家庭の味を最大限引き出すダイニングを目指しています笑。家族が集まり顔を合わせる場所だからこそ、心地よい空間に仕上げたいですね。