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大学で学ぶ設計

今年も大学での授業が始まった。

昨年はリモート中心だったけど、今年はどの大学も概ね対面授業。マスクはしているけど表情が見えるので話しやすいし模型もしっかり見れる。前期は名城大学と数回名古屋工業大学、後期は名古屋大学と近畿大学工学部。
前後期一大学と決めてたけど、断り切れず増えているのがちょっと・・・wそれぞれの大学で2.3年生の設計演習と卒業設計、院生の修士設計まで幅広く携わらせてもらっている。

学年ごとに伝え方や対応も少し異なる。

2年生は初めての設計課題ということもあるので、建築が楽しいことを課題を通じて伝える。

3年生はある程度設計課題に慣れてきているので、個性を尊重しながら活かせるように。

4年生の卒業設計は調査や概要に時間と労力を費やす傾向があるが、空間的な魅力を重要視している。

大学院生の修士設計は指導はそれぞれだが、例えば未来の社会像が「建築」によって提案されていると共感できる。

色々な大学に行っていると課題の出し方も指導方法も異なるし、大学によって評価する箇所も結構異なるし(←ここが難しい)、私が同じように指導してても大学や学年が異なると結果も違ってくるので、その都度一人一人に合わせて、言葉を選びながら伝えるようにしている。

私立は学生数が多いので1000本ノック状態で授業が終わるとフラフラになるw
今日も授業で話したが、建築作ることを考えながら

社会の仕組みや社会が抱える問題、利用する人のこと、年齢の異なる世代のこと、自然のこと、環境のこと、それらを解決するまでは至らなくても、より良い方向にもっていくために建築にできることを考えていくと、建築案を考えていたはずが、その人自身が成長していき、幅広く物事を考えれるようになっていくのが面白い。よって教員としては情報提供は最小限にとどめ、自分で考え成長していける指導を心掛けている。そのうえで、自己満足だけの建築は良くないし、逆に意味がありそうでない頭でっかちの案もつまらないことを傷つけずに伝えるようにしているw


本当は解答のない建築を教えることも評価することも出来ないけど、課題を通じて学生と一緒になって「建築に可能なこと」を探していくと発見があり、こちらが教わることもあって楽しい。それで最終提出では、こちらが驚くような案が仕上がって出てくるので嬉しくて非常勤もやめられない。